FURYU Corporation

プリをもっと面白く! デジタルの力で 進化する「プリ」体験

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Summary


圧倒的に「盛れる」プリ(プリントシール機)としてユーザーに支持されるフリュー株式会社は、プリントシール機と連携してさらに楽しくソーシャルな体験を提供する各種デジタルプロダクトを自社で開発・運営しています。このアプリ『ピクトリンク』は、特に10代の若者を対象に、プリで撮影した画像をクラウドに保存し、いつでも簡単にダウンロードができる機能を備えています。

Reaktorは、フリュー社内のデジタルプロダクト開発チームと協力し、プロダクトのデリバリー速度、品質、ユーザビリティの向上に取り組んでいます。また、アジャイル開発手法導入、クロスファンクショナルチーム体制の構築、およびステークホルダーへの迅速な意思決定などといったプロダクト開発全体を様々な視点から支援しています。さらに、リーンUXを導入してアイデアの発見と具現化を促進し、問題解決やプロダクト開発のノウハウを提供しています。


Highlights

社内開発チームと一丸となり、プロダクトの品質とデリバリー速度を大幅に向上

開発チームにおけるアジャイル/スクラムの定着を支援し、スピードアップと迅速な不具合修正、パフォーマンス改善を実現

アジャイル/リーンUXで、プロダクト改善を加速

アジャイル開発への移行を支援し、リーンUXアプローチでユーザーに焦点を当てた開発を推進

迅速な意思決定を支援し、クロスファンクショナルな「ワンチーム」を構築

各メンバーの自律的な行動を促進し、革新をサポート

チーム内に継続的な学習文化を根付かせ、成長を支援

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プロダクトの提供価値と開発速度の向上に向けた「ワンチーム」体制

Reaktorは、フリュー社内の開発チームと密接に協力し、Swift(iOS)およびKotlin(Android)で開発されたモバイルアプリと、Javaで開発されたサーバアプリケーションを再構築しました。リリースまでの開発速度を上げると同時にアプリの提供価値を向上させることを目標に、アジャイル開発手法を導入してフロントエンドおよびバックエンドシステムの改善を進めた結果、システムのパフォーマンス向上とUI/UXの改善を含む、既存アプリケーションの再構築に成功しました。

フリューの開発チームは、プロダクトをより迅速にリリースし、ユーザーに価値を継続的に提供するためにアジャイル開発手法を導入していましたが、期待したようにリリース速度が上がらないという課題がありました。従来のウォーターフォール型開発からアジャイル開発へ移行しようとしました。しかし、アジャイル開発手法を導入してもリリース速度が上がらないという課題がありました。また、アジャイル開発の特性上、プロダクト開発やリリースのスケジュールを社内で明確にするのが難しく、不安が生じていました。

そこでReaktorは、まずアジャイル開発の原理原則とフリュー社内の実情の差異に着目し、これを埋めるためのフリュー独自のプロセスを模索することで開発チームの不安を解消しました。さらに、他のチームとのコミュニケーションや連携が不十分だということを指摘し、全チームが一体となって横断的にアジャイル開発を進められるよう社内体制作りをサポートしました。さらに、カンバンなどのタスク管理方法を導入し、プロダクトリリースの計画を作成することで、開発スケジュールを把握しやすくしました。

これにより、プロダクトに関わるすべてのメンバーが開発の各段階を明確に把握し、積極的に改善案を出したり、疑問を解消できるようになりました。また、定期的な振り返り(レトロスペクティブ)を事業部とプロダクト企画メンバーを交えて実施し、改善点や反省点を明確にして、開発プロセスを継続的に改善していく体制を整えました。

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リーンUXによるプロダクト改善


アジャイル開発の定着における取り組みの他、フリューは主力のサブスクリプションサービス価値向上のため、新機能を導入しその機能の短期間での利用拡大を目指していました。そのため、新機能の利用を促進させるのに必要な要素を特定し、利用促進策を検討する必要がありました。Reaktorはこの課題に対し、リーンUXアプローチを提案し、2ヶ月間の「ディスカバリーフェーズ」を設けて連続的なデザインスプリントを行いました。この段階では、企画、開発、デザインなどの部署から集まったフリュー社内メンバーとReaktorコンサルタントがチームを編成し、ブレインストーミングやユーザーストーリーマッピングを行い、仮説を立てて複数のプロトタイプを開発し、ユーザーテストを実施しました。この結果、サービスの問題点を解消し、必要な機能や改善策を導き出すことができました。


迅速な意思決定と横断的なチーム体制の構築支援

Reaktorは、フリューがプロダクト開発の方針や優先順位について素早く意思決定できるよう支援しています。ステークホルダーや経営層が迅速に判断を下すことで、現場チームはプロダクトのデザインや目標を早い段階で決め、計画をスムーズに進めることができます。Reaktorは、意思決定に必要なデータ(重要業績評価指標や各種指標)をわかりやすく見える化し、適切なタイミングで議論が行われるようサポートしました。

また、Reaktorは、これまでエンジニアやデザイナーがそれぞれ独立して作業していた体制を見直し、全員が「ワンチーム」として協力できる環境を整えました。以前は、デザインチームがプロダクトの企画や仕様を独自に決め、それを後から開発チームに伝える形でした。その結果、開発チームが後から技術的な問題に気付き、修正に多くの時間がかかるという非効率が生じてしまい、全員が同じ目標に向かって取り組むことが難しくなっていました。

そこで、Reaktorはエンジニアがデザイン検討を行うプロジェクト初期段階から参加することを促し、デザインや企画、開発チーム全員で機能をどう実装するかを一緒に考える体制を導入しました。この方法により、エンジニアは事前にデザインを確認し、技術的な問題がないかをチェックできるようになりました。

さらに、Reaktorはプロダクトオーナーがチーム全員にプロダクトのビジョンを共有し、全員が同じ目標に向かって協力できるようにサポートしました。これにより、フリューの開発チームは「ワンチーム」として団結し、プロダクトの目標に向かって効率的に取り組むことができるようになりました。

このようなReaktorのメンタリングとサポートにより、フリューのチームはお互いに連携しながら、プロダクトを効果的に開発し、チーム全体で目標を達成できる体制が整いました。

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現場メンバーが自律的に 行動するようになった変化


Reaktorが導入を支援したリーンUXの手法や、チーム全体の協力体制を強化するクロスファンクショナルチームの構築、コミュニケーションのサポートにより、フリュー社内では、自発的に学び、変革を促すチーム文化が育まれました。取り組みを開始した当初、フリューのメンバーは「外部のコンサルタントの参画によりそれまで積み上げた成果を否定されるのではないか」という不安を抱いていました。これに対し、Reaktorはメンバーたちが抱える課題や不安を特定し、それらの解決に自主的に取り組めるよう促し支援することで、その不安を解消し、一緒にプロダクトの成功を目指す「ワンチーム」として取り組むために必要な信頼関係を構築することができました。

Reaktorは、フリューの組織風土を考慮し、トップダウン型の管理や指示ではなく、フリューのメンバーが自然に新しいアイデアやアプローチを試したくなるように動機づけ、成功した際にはチーム全体でその成果を喜び合いました。また、デザインスプリントやプロトタイプ作成の過程では、日々のスクラム、ペアワーク、1on1ミーティング、ワークショップやキックオフミーティングなどを通して、フリューのメンバーが自律的に業務をリードできるようにサポートすることで、フリューのメンバーはワークショップを自ら進行し、プロジェクトにおけるリーダーシップをより発揮できるようになりました。