Reaktor Aeroが設計・開発を手がけたキャセイパシフィック航空の機内エンターテインメント（IFE）システムが、2025年ドイツデザイン賞において Gold: Excellent Communications Design – Interactive User Experience award （優れたコミュニケーションデザイン – インタラクティブ・ユーザーエクスペリエンス部門 金賞）を受賞しました。この度の受賞は、革新的なデザインとテクノロジーを通じて搭乗客体験を再定義するという、Reaktorのコミットメントを裏付けるものです。授賞式は2025年2月7日、ドイツのフランクフルトで正式に行われました。
デザインのゴールドスタンダード
ドイツデザイン評議会が主催するドイツデザイン賞は、世界のデザイン界で最も権威ある賞の一つです。2012年以来、デザイン品質の新たな基準を打ち立てる画期的なプロジェクトを発掘し、表彰してきました。金賞はその最高栄誉であり、業界を定義する貢献を果たしたプロジェクトにのみ授与され、各カテゴリーで毎年1つか2つのプロジェクトしか選ばれません。
キャセイパシフィック航空IFEシステムの際立った特徴
キャセイパシフィック航空のIFEシステムは、最先端のデザインと先進技術をシームレスに統合することで、機内エンターテインメントを再定義します。14種類のスクリーンと3つの航空機タイプでのユーザビリティを考慮して設計されており、画面解像度や航空機モデルに関わらず、調和のとれた体験を提供します。パーソナライズされたフライト体験、動的なレイアウトデザイン、Bluetooth接続といった主要機能が、直感的なインターフェースとアクセシブルなコントロールと組み合わされ、すべての搭乗客に優れた体験を保証します。
エンターテインメント機能にとどまらず、シートコントロール、機内でのショッピングやサービス注文、化粧室の使用状況表示も統合。さらに、業界初となるフライト追跡用の完全統合型3Dグローブをホームページに直接組み込んでいます。視覚的に統一感があり、機能的に高度なデザインを持つこのIFEシステムは、フライト体験全体を向上させます。
審査員のコメント
審査員はキャセイパシフィック航空のIFEシステムを次のように評しました。
「『キャセイパシフィック航空 機内エンターテインメント体験』は、キャビン全体を取り込み、高度なインタラクティビティを可能にする、一貫性がありユーザーフレンドリーなデザインコンセプトで感銘を与えます。そのデザインは、現代性と先進性の高い基準、そして細部に至るまでの直感的な操作性とアクセシビリティを満たしており、旅を可能な限り快適なものにしています。」
卓越性を追求し続ける伝統
今回の受賞は、2024年11月に Red Dot Design Award in Brands & Communications Design （レッド・ドット・デザイン賞：ブランズ＆コミュニケーションズデザイン部門）を受賞したキャセイパシフィック航空IFEシステムの成功の上に成り立つものです。これらの栄誉は、業界をリードする航空会社との協業を通じて業界を定義するイノベーションを提供するという、Reaktorの評価の高さを裏付けるものです。
この度の受賞を糧とし、Reaktorは航空業界のデザインの可能性をさらに押し広げ、搭乗客の期待を超える体験を創造し、新たな業界標準を確立することに引き続き尽力してまいります。
