Technology

Node.js搭載人工衛星で、誰でも宇宙プログラマー

May 10, 2016

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人工衛星にNode.jsを使用するという試みは、宇宙産業にとっては大きな飛躍となると期待されています。その鍵となるのが、世界で最も普及しているプログラム言語の一つであるJavaScriptを使用できる能力です。Reaktorの「Hello World」キューブサット(小型人工衛星)は宇宙産業において画期的な成功を収めようとしています。詳細は以下をご覧ください。

普通の運転免許証を持っているだけで、誰でもプロのパイロットと同じように安全でスムーズに飛行機を操縦することができたらどうなるでしょう?コックピット内部の複雑なレバー、ボタン、計量器は全て扱い慣れた車のハンドル、ペダル、レバーに取って代わられるでしょう。そして突然、現在存在する13万人の現役パイロットに加え、飛行機の操縦を希望する何十億人もの新パイロットが登場するでしょう。

Reaktorが目指していること、それは宇宙事業をウェブサイトの開設と同じぐらい手軽にすることです。皆さんもおそらく耳にしたことがあるJavaScriptは、まさに今ご覧になっているウェブページを作成する際に使用され、他にもインターネット上のありとあらゆるものに使われているプログラム言語です。JavaScriptは最も普及しているプログラム言語であり、Code Monsterのようなサイトを通して子供にも教えられています。いま私たちはブラウザウィンドウで使用されているJavaScriptを宇宙でも使用できるプログラム言語にしようとしています。

産業用ロボットの購入はさほど困難ではないです。しかし従来の産業機械のプログラミングは非常に複雑で費用がかかり、独特のプログラム言語や技術が必要です。適切なプログラミング技術を持ったデベロッパーの選考から、ロボットが与えられた役割を問題なくこなし、有益に作動するようにプログラムするには数週間または数ヶ月もの期間を要します。

JavaScriptはこの現状を大きく変えていきます。産業機械・ロボット・人工衛星がJavaScriptのように広く普及している言語を理解できれば、プログラマーを探すのが困難でなくなり、ロボットや人工衛星を有効的に運用するにあたって低レベルのインプリメンテーションを理解する必要がなくなるのです。

Node.jsを使用している人工衛星であれば特別なロケット科学者ツールキットなど要らず、プログラマーやデベロッパーは普段から使い慣れてるツールを活用し運用できるのです。このJavaScriptとNode.jsの組み合わせは文字通りプログラマーにとって全世界共通の「人工衛星免許証」となりえるのです。Reaktorは、JavaScriptを使い携帯電話基地局や機内エンターテイメントシステム等、様々なプロジェクトで成功を収めています。

JavaScriptを使用することで人工衛星のソフトウェアアップデートや打ち上げ後の機能拡張が可能になります。また、コードは再利用可能なので一度高レベル言語仕様での運用を開始すれば新しい人工衛星を生産する度に低レベルのプログラミングを全てやり直す必要がありません。

身近なJavaScript言語を使うことで人工衛星用アプリの開発も楽になります。アプリは小さく、飛行中のアップデートが可能になります。Node.js環境ではJavaScriptアプリが衛星の機能やセンサーを制御し宇宙のデータを地上のビジネスロジックシステムに供給し宇宙版のモノのインターネット(IoT)を作ることができます。

そうです、IoTは単に冷蔵庫と電子レンジを繋ぐものではないのです。衛星と他の飛行物体間、地球上の接続機器間でのコミュニケーションを可能にすることもできるのです。

Reaktor宇宙プログラムの機能性は全てクラウド上で構築されます。つまり、指令センターは世界中どこにでも設置可能なのです。専用アプリ無しで、スマートフォンのブラウザから衛星の状態を確認することができます。

そういうわけで、次回皆さんがウェブページを作成する際には、それが宇宙プログラマーとしての技術を磨いているのと同じことなのだとぜひ思い出してみてください。

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